「大谷翔平の移籍先にメッツが急浮上!?」

この説は、長年メジャーリーグでスポーツキャスターとして活躍しているバスター・オルニー記者によって語られており、メジャーリーグを長年取材している記者の語っている情報だけに、論拠として挙げている事実も非常に納得のいくものとなっています。

最近はドジャースへの移籍説や、ヤンキースへの移籍説、エンゼルスに絶対残る説など、大谷選手の移籍にまつわる様々な議論がなされています。「本当に移籍するかどうか」はさておき、2022年の今シーズンでエンゼルスとの契約が切れ、1年延長したとしても、2023年オフにFAとなる大谷選手。間違いなくどこの球団も大谷選手を獲得したいと動いてくるので、移籍するとなれば争奪戦となることは間違いありません。

「今季7月中のトレード説」に関しては、今年のエンゼルスはポストシーズンに進出できる可能性が低くなっているため、そうした説が囁かれています。

日本のプロ野球とは違って、チームの主力選手がシーズン中に移籍することがよくあります。というのも、シーズン早々に地区優勝争いから外れたチームが、「優勝できない」と悟り、契約の切れそうなチームの有望選手を地区優勝争いをしているチームにトレードに出すのです。

日本で例えると、例えば巨人がシーズン序盤で優勝争いから離脱したことにしましょう。そしてシーズン終了後にFAになる見込みの坂本勇人選手を、「どうせFAになるんだったら先にトレードで交換しておこう」と考え、7月末のトレードデッドラインギリギリに、首位争いをしているヤクルトへトレードに出すと言った具合です。そしてトレードの際には、坂本選手と引き換えに、将来活躍するのが有望な若手を3人、交換要員として獲得するといった具合です。

実際にメジャーリーグではそんなことが毎年のように行われています。だからこそ、シーズン序盤で優勝争いから離脱してしまったチームからは、「どの選手を売りに出すのか」と言った去就が注目されるわけです。エンゼルスは5月の14連敗が響いて、今季は地区優勝の可能性は非常に低くなっています。また、ワイルドカード争いにも残れるかどうか微妙なところで戦っています。

そんなエンゼルスの現状を考えると、ワールドシリーズを狙うチームが「戦力補強」として大谷選手をトレードで欲しがっている可能性は非常に高いでしょう。圧倒的な大一番でこそ、リアル二刀流の真価を発揮する大谷選手は、間違いなくどの球団も欲しがっていると考えて間違いないかもしれません。大谷選手くらいの逸材に匹敵する選手はいないため、トレードになるとしたらきっと「5対1」くらいの大型トレードとなるではないか、と言われています。

また、エンゼルスファンへの感情的な話を抜きにすれば、大谷選手にとって、貴重な二刀流選手の決して長くない選手生命を考えた上では非常に理にかなっていると思われます。

そんな状況の中、「ニューヨークメッツが大谷選手を獲得する可能性が高い」ということで、米スポーツ専門放送局『ESPN』の番組へ出演した際、長年メジャーリーグでスポーツキャスターとして活躍している

バスター・オルニー記者は次のように語っています。

「ジョー・マドン元エンゼルス監督が昨年口にしていたように、オオタニが投打ともに成功させていることは、今までに見たことがなく、凄いことだ」

「エンジェルスには危機が迫っている。オオタニがFAになるまで16か月しかなく、彼は同じエンゼルス のチームメイトたちには『勝ちたい』と話をしている」

今年の6月に電撃解雇されたマドン監督は、大谷選手を手放さない唯一の方法は「勝ち続けてポストシーズンに出る」ことしか道がないと考えていたのでしょう。今季の序盤は指揮をとるマドン監督のもと、最高のスタートダッシュを切ることができましたが、ポストシーズンへ進出できる可能性はとても低くなってしまいました。

さらにバスター・オルニー記者は次のようにも語っています。

「エンジェルスは最後の地区優勝から7年連続でポストシーズン進出から遠ざかっており、勝てないチームとして悪名高い。
 オオタニがエンジェルスに入団するのに最も尽力したのが、当時のGMビリー・エプラー氏だ。彼は今、メッツのGMとして、MLBで一番資金力があるオーナー、スティーブ・コーエンの下で働いている。それを踏まえるとメッツへ移籍する可能性も0ではないだろう」

メッツが大谷選手を獲得したとなると、年俸5000万ドル、すなわち日本円で約67億4000万円以上の契約が見込まれると予想されています。総資産が約2兆円あると言われているスティーブ・コーエン氏がオーナーを務めるメッツであれば、多額の金額を支払うことも厭わないでしょう。さらに、エンゼルス元GMのビリー・エプラー氏がいるとなると、大谷選手がメッツに移籍することも現実味を帯びてきます。

私も半信半疑でしたが、どうやら調べてみると、その中身は「ほぼ間違いないだろう」という状況のようです。エンゼルスの経営状況・チーム状況もそうですが、メッツにとっても「大谷選手を獲得しないわけにはいかない」そんな状況なのだそうです。

◆ニューヨーク・メッツとはどんな球団なのか?
ニューヨーク・メッツという球団をよく知らない方も多いと思うのですが、調べていくと近年のメッツは大きな改革を進めている真っ最中なのだそうです。簡単にまとめると次のような改革が行われているのです。

①スティーブ・コーエン氏という資産家オーナーが2020年にメッツを買収しました

②ここ2年間で大きな改革に乗り出しており、「絶対に3〜5年以内にワールドチャンピオンになる」ということを視野に入れ、FAやトレードなど、選手獲得に多額の資金を投資しています

③スティーブ・コーエン氏はオーナーに就任すると同時に、エンゼルスでGMとして腕を振るっていたビリー・エプラー氏を雇うことにしました。ちなみにエプラー氏は、2019年に丁度エンゼルスを解任されたばかりだったので、非常に最適なタイミングとなりました。

④2021年オフには、MLBで20年以上監督経験のあるバック・ショーウォルター監督を招聘しています

⑤さらに2021年オフには、FAの超目玉であったシャーザー投手の獲得に成功しました

⑥2023年のオフには大谷選手がFAになることから、間違いなく大谷選手の獲得に全力を挙げて取り組むだろうと言われています

上記のように人材をごっそりと入れ替え、着々とチームの補強に成功し、最強のチーム作りが進んでいるのです。今のところは「おそらく2025年までには間違いなくワールドチャンピオンに輝くだろう」とさえ言われています。

・さて、今回の動画では、『大谷選手がメッツへ移籍する可能性』について語っていきたいと思います。

私も半信半疑でしたが、どうやらニューヨーク・メッツという球団の歴史、スティーブ・コーエン新オーナー、エプラー新GM、バック・ショーウォルター新監督、という球団幹部のことについて調べていくと、「ああ、大谷選手はメッツに行っても面白いな」と思わずにはいられません。

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